3分でわかる膵臓がんの症状

膵臓がんの検査

膵臓がんと血液検査

膵臓がんの検査では、血中のアミラーゼ(膵型アミラーゼ)、リパーゼ、エラスターゼ1、トリプシンなどの膵酵素を測定するために血液検査を行なわれます。

臨床症状から膵臓がんが疑われる場合、膵型酵素の他に体内のがんに反応し、異常な高値を示す腫瘍マーカーの測定も行われます。

膵臓がん,検査膵臓がん検出時の腫瘍マーカーは、CA19-9、Dupan-2、Span-1などがあります。

しかし、これらの腫瘍マーカー検査では早期の膵臓がんを発見することは難しく、2cm以下の膵臓がんがあったとしてもCA19-9が陽性反応を示すのは、50%ほどでしかありません。

腫瘍マーカーCA19-9に関しては、経過観察や膵臓がん切除後の再発診断などで活用されることがあります。
 
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膵臓がんの腹部超音波検査(US)

膵臓がんの症状の中には、胃腸の症状など消化器官に関するものも多くあります。

症状の原因がはっきりしせず、消化器官に何らかの症状を感じているような場合、最初に行われるのが腹部超音波検査です。

この検査で他の臓器に一般的な病気が無いかを確認します。

しかし、体形や部位によっては腹部超音波検査では見えにくい部分もあるため、他の検査も組み合わせて行われることがあります。
 

膵臓がんのCT検査

症状や血液検査の結果、膵臓や胆管、胆嚢に病気がある可能性があった場合、CTによる詳細な検査が行われます。

この時に造影剤を使用することで、血流変化を知ることもできます。

CTでは超音波検査では、確認できない小さいがんの発見が可能な検査になります。
 

膵臓がんのMRI検査

超音波やCTでも診断に至らないような場合、実施されるのがMRI検査になります。

MRI検査では、喘息やアレルギー体質の人、腎機能に不安がある人の場合、検査に使用される造影剤・ガドリニウムによる副作用の危険性があります。
 

膵臓がんの超音波内視鏡検査(EUS)

超音波装置がついた内視鏡を使用して、異常のある部分の詳細な情報を得るために行う検査です。

内視鏡は胃や十二指腸まで内視鏡を挿入し、そこから超音波を当てることで病変部位の状態や広がりを確認できます。

この時、腫瘍の細胞を採取する穿刺吸引細胞診が行われることがあります。

この検査方法では、消化器官内のガスの影響を受けにくく、感度がよいことから診断がより正確に行うことが可能です。CT検査との比較ではほとんど差がないとも言われています。
 

膵臓がんの内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)

十二指腸に内視鏡を入れ、膵管と胆管にカテーテルで造影剤を流し込みX線の撮影をします。

膵管や胆管の細い部分の情報を知ることが可能で、細部の異常や変化を診断することができます。

しかし、この検査では膵管に造影剤を注入する必要があるため、膵炎発症のリスクがあります。
 

膵臓がんのMR胆管膵管撮影(MRCP)

磁気共鳴を使用した検査となり、ERCPよりも体への負担が少なく、ほぼ同等の検査を行うことができます。

しかし、先にも書いたように膵管の細部までを詳細に調べるためにはERCPが必要になります。
 

PET検査

新しい検査方法としてPET呼ばれる検査があります。

これは陽電子を放出するアイソトープで標識したブドウ糖を体内に注射し、その陽電子の体内分布を特殊なカメラで映像にするという診断方法です。

がん細胞が他の細胞に比べて、活動性が高いということを利用しています。

腫瘍の大きさが小さいと判断が難しいのですが、良性なのか悪性なのかを判別するには有効な検査です。
 

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